はるのーと

最初通牒

美波を聴け。

夏が来てしまった。そして終わりかけている。

拗らせオタクなら夏を嫌ってもいいところだが、あいにく拗らせオタクをも拗らせているのでそうはいかない。夏、いいじゃん。特に人間のいない夏とか。炎天下で都市廃墟のなかを探索したり、白亜の建築が並ぶ遺棄された島を歩き回ったりしたい……したくありません?

まあ夏はともかくとして、最近は青い空を見ているとこのMVが思い出されてしょうがない。


美波「ライラック」MV

好きな点を挙げればきりがないんですが。
端的にいうと、めちゃくちゃ感情がデカい──歌に含まれているほうも、引き起こされるほうも。この声で、しかもこの音にのせてこの歌詞を歌われると、“何か”が限界を突破しちゃうんですよね。好(hǎo)すぎて死んでしまう。澄んでいて夏が似合う歌。サムネの女の子かわいいし、風景もエモいし。特に「憂憂……」のとこから最後に至る部分がもう、ね。声と曲が完全に合っていて、天才を感じた。

正直だいたいの曲は数十回、数百回と聴いていると多少飽きがくるけど、少なくともこれは違う。無限に聴いています。おかげでライブも申し込んでしまい、運よく抽選も通りました。待ってろYokohama Bay Hall!さよならなけなしの財産!……

語る

(息切れ)
初めて美波というアーティストを知ったのは、この↑曲とYouTubeのおかげだったように思う。YouTubeのおすすめ表示にはつくづくお世話になっているし、広告の鬱陶しさももうどうでもよくなってきた。花譜(VTuber)もつい最近広告で知って好きになったし、好みを監視されるのも案外悪くない、とか思ったり。GAFAには感謝しなければならない。現代社会最高!(政治的発言)

さて、ライラックの次に好きなのがPrologueという曲なのだけれど、これはMVがないので無料では聴けない。もちろんシングル「カワキヲアメク」には入っているし、ずいぶん前に購入済みである。

カワキヲアメク(アニメ盤)

カワキヲアメク(アニメ盤)

カワキヲアメク(通常盤)

カワキヲアメク(通常盤)


(余談だが、チョロい人間なので曲を好きになるとすぐCDを買ってしまう。本と同様、現物所有の感覚が欲しいので配信では買わない。あと体感ではCDから落としたほうが音質も高い)

ホロネス

そこで次にホロネスいきましょう。


美波「ホロネス」MV

感情〜〜〜!(ぐるぐる目)
これはわかる通り歌い方がすごくて、他の動画のコメント欄でたまに「ホロネスとか好きそう」と言及されていたりする。もちろん例によって──というよりライラック以上に濃いが、それでいてくどすぎないのがすごい。強い感情を綺麗な声で出してる感じがあって、惚れる。

正直日記

最後は正直日記。


美波「正直日記」

ギターっていいよな、と思う。あとカワキヲアメクでもそうだけど、泣きそうに歌うところが本当に迫真なので震える。
全体として、諦観があります。やっぱり人生はある程度までは妥協と諦観なんですよね。そのうえで感情があるわけで。


美波「カワキヲアメク」MV

おわり

オタク語りをやってしまった。そういうとこだぞ。
要約すると、美波を聴け。以上。

「ベルカ、吠えないのか?」記録

これはフィクションだってあなたたちは言うだろう。
おれもそれは認めるだろう。でも、あなたたち、
この世にフィクション以外の何があると思ってるんだ?

(文庫版 p.9より)

ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)

ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)


イヌの叙事詩、とでもいうべきなのだろうか。
……というより、恥ずかしながらそれ以外にうまくこの本を形容する術を持たない。ある意味、作品自体はそれだけ単純でもある。

タイトルにある「ベルカ」は、スプートニク5号に乗って地球周回軌道の有“犬”飛行を果たし、初めて地上に帰還したイヌの名前だ。ベルカを含め、この物語は無数のイヌの歴史の集合体といってもいい。あっちでイヌが吠え、こっちでイヌが戦い、ときに死ぬ。そういう話。

物語全体を通じて、主眼にあるのは20世紀という時代と、イヌそのものだ。もちろんその途中で無数の事件が起き、戦争があるわけだが、これはあくまでイヌの話。だから登場する人間には名前がなく、あったとしても著名な人物のみに限られている。

軽快に文をつなぎ、走るような文体で語られてゆく流れのなかに人間の事績はそう多くない。代わりを埋めるのは、作者の想像力がもたらしたイヌの事績だけだ。それなのに——むしろ、だからこそ面白い。第二次世界大戦に始まり、ソ連崩壊で幕を閉じた20世紀の後半を、イヌという不思議な視点から辿ることができる小説になっている。

本作において、イヌたちの歴史はアリューシャン列島のアメリカ側・キスカ島から始まり、ぐるりと回って同列島、ロシア側の無名の島に落ち着く。
キスカ島。
多少なりとも戦史が好きなら、あるいはそうでなくとも、キスカ島撤退作戦のことを知っている人間は少なくないだろう。
ja.wikipedia.org
まあ奇妙な戦いである。要約すると、

「時は第二次大戦中。まず、北方の寒島——アッツ島キスカ島に日本軍が上陸、これを占領する。ところが他地域の戦況が不利になり、しかもアッツ島の守備隊が米軍に攻められて全滅、キスカ島守備隊も急いで撤退を試みる。幸い撤退自体は濃い霧のおかげで気づかれず、奇跡的に無傷で終了。めでたしめでたし……と思いきや、まだ日本軍がいると思った米軍が上陸し、疑いのあまり同士討ちまで起こしてしまう」

という話。あとドナルド・キーンが米軍側として従軍していたり、日本軍が残したいたずら書きで米軍が大混乱したりするのだが、それはともかく。

その戦いの過程で、日本軍に見捨てられた軍用犬たちがこの物語の「最初のイヌ」である。
そこから、血統は全世界に分かれて広がる。朝鮮、ベトナム、アフガンと戦争があり、ここが物語の本筋であるわけだが、それを書くとネタバレみたいなものなので、時系列的な意味で最後へと飛ぶ。

最後。あるいは、本文中に唯一散りばめられた人間の物語。
全世界に散ったイヌの血統は、やがてひとつに集まる。崩壊期のソ連、未だ過去に取り残された老人のもとに。
マフィアやヤクザ(もちろん、日本のだ)が闊歩する文字通りの混乱のなか、男は「すべてを解き放ちたい」と言う。その言葉通り、老人は旧い時代——20世紀と、ソビエトがもたらしたイヌたちとともに最後の戦いに挑み、倒れる。そして生き残ったイヌは新しい相棒を見つけ、アリューシャン無人島で次の世紀へと向かう。


総評としては、疾走感が心地よい小説だった。
ちょっとソ連の香りがしたので(?)買ったのだが、よかった。文章の感じも好みに近いし、犬使いの少女とか最高。

それから老人は、やや大きな声でふたたび呼びかけた。屋上に。「ベルカ、吠えないのか?」
するとイヌは応じた。少女と老人にむかって、うぉん、と低く鳴いた。ひと吠えだけ。

島の東側の海岸に立ち、はるか大洋の向こう側、霧の彼方を見つめながら、お前はもう一頭のイヌに問われる。日本語で、こう訊かれる。「ベルカ、吠えないの?」と。

余談だが、タイトルに惹かれた小説にあまりハズレはないらしい。これもまさしくその一例だった。

2019年3,4月の本棚

はじめに

出ました読書記録。書くことがないときの常套手段。

振り返れば、生まれてこのかた日記や記録のたぐいがろくに続いたためしがない。おそらくは「定期的に記録をつける」という感覚自体がないのだろう。有史以来、過去や歴史を記録することで発展を遂げてきた人類文明が、いまや数分後のことしか頭にないぽわっとした人間を生み出し続けているとはなんとも皮肉な話である。知らんけど。

ということで今日も文明に感謝しつつ、ぽわっとしたことを書きます。

変態王子と笑わない猫 13」&「教え子に脅迫されるのは犯罪ですか? 4」さがら総

変態王子と笑わない猫。13 (MF文庫J)

変態王子と笑わない猫。13 (MF文庫J)

まずはラノベから。二冊、どちらもさがら総氏の作品。

改めて並べてみるとタイトルのがすごい。まあこの出版不況のご時世、いろいろな販促戦略があるわけで。是非はともかく、最近のラノベはタイトルで勝負みたいな風潮がありそう。
唯一問題があるとすれば「一般書店での購入に若干の抵抗を伴うかもしれない」という点だが、これはオタク御用達†アニメイト†で万事解決する。羞恥心とかいうの、やはり捨てるに限るな。

さて、変猫はようやく最終巻を迎え、これで完全に完璧に全壁に終結となった。物語そのものは12巻でキリが付いていたから、こちらは短編をまとめたエピローグくらいの位置づけである。もちろん例によって横寺は変態だし(称賛)、月子ちゃんは可愛いし、全体的にゆるい……のだが、どことなく漂う終わりの雰囲気がなんだか切ない。1巻の初版発行が2010年10月31日(らしい)ので、およそ8年半の何かが終わったということになる。長い。そして「もう続刊がない」という喪失感。

思えば、初めて読んだラノベ学校図書館にあった変猫2巻だった。「艦隊これくしょん」と並んで私がオタク道を歩むきっかけになったコンテンツのひとつだし、性癖の原点でもあるから、いろいろと考えてしまう。たとえば中学生エミちゃんが背徳的に可愛い、とか。

とにもかくにも、ありがとうございました。先輩。

なお「教え子」のほうは相変わらず氏の自伝、もとい豊富な経験に基づいた新感覚ロリコメディといった感じ。健全ここに極まれり。個人的には鶉野冬燕ちゃんが好きです。
ところでこれをラブコメって呼ぶと、犯罪の匂いがしませんか?しませんね。するけど。

あなたの人生の物語テッド・チャン

あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)

あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)

とにかく打ちひしがれた──発想の面白さとテクニックに。
こちら、その手の人間にはかなり有名なSF短編集である。どれくらい有名かというと、今更読んだのが恥ずかしくなるくらい。
特に好きだったのは、「バビロンの塔」「理解」「ゼロで割る」「あなたの人生の物語」「地獄とは神の不在なり」あたり。つまりほとんど全部。物理や数学のような分野に加え、神や天使を筆頭とする超越的な概念が作品背景にあって、作者の精神世界の深さが感じられる。
おすすめです。

「埠頭三角暗闇市場椎名誠

埠頭三角暗闇市場 (講談社文庫)

埠頭三角暗闇市場 (講談社文庫)

なによりも「椎名誠」という形容が一番ふさわしいかもしれない。「アド・バード」が好きなら読んでみてもいいと思うが、こちらは若干結末の歯切れが悪い感が否めないので、登場ガジェットと人物の愉快さを楽しめれば十分すぎる。というかそれだけで満腹。好きな人は好き、というSF。
ウージーと化した男の叫びの部分で笑ってしまった。

塩の街有川浩

塩の街 (角川文庫)

塩の街 (角川文庫)

おそらく一部の人間にとっては衝撃的であろう告白をすると、生まれて初めて有川浩作品を読んだ。
なんとびっくり、『図書館戦争』も読んだことがない。あり得ない話し……なので、今度読む。
さて、氏のデビュー作たるこの小説の感想はといえば、「とにかくめちゃくちゃ読みやすい」という点に尽きる。文体を気にせず夢中で本を読む性なのであまり意識していなかったが、いつにも増して早く読み終わったので驚いた。後述の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』といい、元がラノベの文庫本にはなんだか不思議な感覚があって良い。
甘すぎるくらいの恋愛だったが、世界観は好みだった。ほかも読むつもりです。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない桜庭一樹

少女小説風の文体や萌え系の挿絵・表紙(単行本では挿絵は全て削除)とは裏腹に、非常にショッキングかつグロテスクなストーリー展開で、読者に衝撃を与えた

Wikipedia砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」より引用、2019/4/23/1:08

これも有名な作品だが、今回幸いにして読む機会を得た。
端的に言うと、「少女小説風の文体とは裏腹に、非常にショッキングかつグロテスクなストーリー展開で、衝撃を与えられ」る。説明をしろ

……生半可には語れないが、何よりも登場する各要素が鮮烈で、消えると分かっている少女の余命を辿っていくような過程に苦しさを覚えた。それでいて読後感は悪くない。子供と大人の狭間の無力感といい、陰鬱な山陰の町の雰囲気といい、揺さぶられる。広義の百合……なのかもしれない。
こういうの好きです。

「裏世界ピクニック 3 ヤマノケハイ」宮澤伊織

裏世界ピクニック3 ヤマノケハイ (ハヤカワ文庫JA)

裏世界ピクニック3 ヤマノケハイ (ハヤカワ文庫JA)

空魚さん鳥子さん、もう結婚してしまえ。
1巻から読んできたが、どの巻も実話怪談が巧妙に物語に組み込まれていて飽きない。登場人物に暗い過去がある任意の物語、やっぱり最高です。あと小桜さんが可愛いな

「へんたいよくできました」雪尾ゆき

へんたいよくできました (百合姫コミックス)

へんたいよくできました (百合姫コミックス)

こちらは百合漫画。一言でいうと、さんかくかんけい。ふああ……(蒸発)

きっとn番煎じの議論なのだろうが、百合は精神だけで尊さを得られる(少なくともそのように感じられる)という点で、他と一線を画している。こちらからは手が届かないからこそ、限りなく澄んで見えるし、尊い
単巻完結なので、各位気軽に読みましょう。

「飛野さんのバカ 1」筋肉☆太郎

飛野さんのバカ(1) (アクションコミックス)

飛野さんのバカ(1) (アクションコミックス)

最高すぎて、死んでしまう(語彙力喪失)


後出しじゃんけん的な言い方になるが、これを知らない人生に意味はない……とまで言いたくなるような作品。展開に富んだ人間関係があるわけではないのに、二人の距離感が絶妙に絶妙で惹かれる。今年始まって以来の感銘を受けた。
驚くことに、なんとこちらウェブ上で無料配信されている。こんな素晴らしいコンテンツに金を取らなくて大丈夫なのか
ganma.jp

それにしても、世界にはまだこんなに尊いものが残されていると思うと、人生も少しは頑張れる気がする。
とにかくぜひ読んでほしい。いや読んでくれ。

人形の国 4」弐瓶勉

人形の国(4) (シリウスKC)

人形の国(4) (シリウスKC)

SF漫画。3巻まで既に読んでいる。
意味もなく書店をうろついていたら偶然続きが出ているのを見つけたので、反射的に買った。
やっぱり弐瓶勉氏の最大の魅力は登場ガジェットとメカニック(?)である。固有性って、代えがたい。

世界の中心で愛を叫んだけものハーラン・エリスン

はいそこ、エヴァとか言わない。こっちが正真正銘の本家。
総評としては、が濃かった。反社会的要素はほとんど全篇にわたって登場するし、まさに良い意味で感傷の対極にあるような作品。作者のエリスンは昨年亡くなったばかりだが、こういうSFもあるんだよな、と強く思わされた。これを読んだ後だと、私の推し『ニューロマンサー』の破天荒ささえ甘く思えてくる──そもそもベクトルが違うのかもしれないが。

なんだかんだで、表題作が一番好みだった。もちろん巷でも難解だとは言われているから、理解できたとは到底思っていないが、何かエッセンスが含まれているような気がする。
それにしてもタイトル、格好よすぎませんか?

おわりに

どうやら「記録」の習慣のみならず「整理」という概念まで失ってしまったらしく、おかげで紹介する本の並びに秩序というものがまるでない。基本的には読了した順に並べたつもりだが、そもそも読む順序と読む期間が支離滅裂なので、一か月前に読み始めた本を差し置いて、前日買った本を一気読みしたりする。まあこの程度はよくあることだ。

何よりも問題なのは、分野の偏りである。改めて振り返ると、ほぼSFと百合しか読んでいない。言い訳はいくつかあって、「名作を消化することを最近の目標にしている」だとか、「新規分野の開拓をしたいと思っても、守備範囲を広げると現金が秒で蒸発してしまうのが分かっているから、恐ろしくて足を踏み込めない」だとか。いやほんとに金ねンだわ……

ただ、突き詰めればこれは個人のポリシーの問題である。分野を絞らずに、広範囲をある程度に網羅するジェネラリスト的オタクを志す者として、知識と経験の偏りはあまり好ましくない。

あまねく、全ジャンルの本を読もうな。(自戒)

冷戦、スパイ、アングラ、百合 vol.1

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先日、どこからともなく天啓が降ってきた。

発想というのは脈絡もなく突然湧き出すもので、思いついたが最後、どこかに残しておかなければたちまち泡沫と消えてしまう。そのためにTwitterがあり、メモ帳があるわけだ。今回はメモ帳のおかげで、眠りにつこうとせんばかりの私の頭にふと現れたアイデアが救われた。

画像を見ていただければわかると思うが、萌え要素てんこ盛りである。たった113文字のなかに、

  • 思想対立
  • スパイ
  • 地下世界
  • 百合

すべての要素が入っている。なんという贅沢だろうか。
もし書店に行って、棚にこんな本が並んでいるのが目に入れば、何千円払おうと絶対に買って読む自信がある。だってエモいじゃないですか。東西対立にエージェントに、アングラ世界に百合。美しいものは周囲や背景との対比があればなおのこと映えるわけで、これもその例に違わず。
百合もって尊し。いわんや峻烈な光景のなかにおいてをや……合ってるかな?

まあ元を辿れば小説の案として思いついたわけだから、最高だと思えるのはある意味当たり前ではある。自画自賛は抜きにして、好きなものは好きなのだ。嘘はつけない。

ところで、脳内に突如としてにょきにょき生えてきたこの啓示だが、考えていてあることに気がついてしまった。
プリンセス・プリンシパルじゃん。
ご存じない方は、これまたインターネットが助けてくれるはずだ。概略としては「東西分裂した19世紀のロンドンを舞台に繰り広げられる、女子高生たちのスパイアクションアニメ」である。
大変よい。私がこれまでに完走した数少ないアニメの中でも、一番の推しといっていい。
みんなみてね。これがこの記事の最大のメッセージです。
さて、「萌え要素」として私は初めに4つの点を挙げた。プリンセス・プリンシパルはどうか。

  1. 思想対立→もちろんしている。
  2. スパイ→言うまでもなく。
  3. 地下世界→解釈の余地はあるが、社会の裏や闇的な側面をかなり扱っている。
  4. 百合→私はそう見た。実の姉妹ではないにせよ、アンプリは姉妹みたいなものだし。......尊い

わかりきっていたようなものだが、並べてみればそのうち3つ、下手すれば4つすべて共通している。これでは同じじゃん!となるのも無理はない。
むろん、列挙した要素は概ね抽象的なものばかりである。抽象的な要素だけで語れば、これに限らず多くの作品は同じになってしまうだろう。肝心なのはそこからどう味を出していくかであって、結局は表現力云々の問題になってくる。現実は厳しいものだ。
ただ、なにも書いたり描いたりすることばかりが創作だというわけではない。なんにせよ、すべての根底にあるのは想像力を働かせて、考えること——そう思えば、日常の妄想も捗るというものだ。われ思う、ゆえに我あり。個人的には令×和派です。異論は認めません。

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地獄とは芸術センスの不在なり

序文

 新年度がはじまる。
 三日坊主は嫌だと思っていたのだが、放っておくと時間は恐ろしいまでの速さで進んでゆくもので、前の記事から随分と間が空いてしまった。ほんとうに怖い。冬の寒さに嬉々としていればすぐに春が来て、新年を祝ったかと思えば瞬く間に新元号。もちろんそれ自体は大したことではないにせよ、こうやって受験までの時間が無為に消えてゆくのか、と思うと少し気が沈む。受験失敗しそう。
 ……まあ基本的にはローテンション・人間なのでこの程度は平気といえば平気なのですが。フォロワーの某氏が心配してくれていたので釈明しておくと、テンションちょっと低めぐらいが平常運転です。でも受験は来るんですよね。鬱。

 ところで、ジャネの法則というのをご存知だろうか。「みんなで早押しクイズ」プレイヤー各位にはお馴染みだと思うが、要約すると「年をとればとるほど体感する一年間は短くなる」というような経験則である。決して難解な話ではないので、詳しくはインターネットの助けを借りてほしい。ちなみにこの法則、一見それっぽく見えるが科学的根拠はまったくない。

 これ以上に根拠に欠けるのが、最近「とあるインターネットユーザー」が唱えた怪しげな法則である。


 いや私なんですが。これを紺魚の法則という。
 わかりやすく説明すると、「何かを感じたときの感情の強度は、過去に感じてきた同種の感情が薄ければ薄いほど強まる」ということ。それっぽくないですか?もちろん根拠はない。

 ちなみにこの理論に基づけば、「普段は相手に与える可愛さを図らずも抑制しているクーデレ美少女には、デレた時に理論上最強クラスの可愛さを発揮するポテンシャルがある」という推論に容易に至ることができる。これは以下の予想にある通りなので、各位は研究と実践を通じて解決していただきたい。めざせグレゴリー・ペレルマン


 余計なことを喋りすぎた。

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源流域

なにごとも事あるごとに新しくしたくなるもので、またひとつ。

なんともいえない時期がやってきた。


難しいので先に要約すると、
・寒気
紀元節
・カカオ

以上です。まあ語るんですけど。

Part.1 寒気

 例年のとおり、言うまでもなく寒い。ニート予備軍みたいなものなので、どうせ外出しないから構わない……といえばそれまでではあるんですが、たとえ暖房28℃をフル稼働させても、貧弱な部屋の隅から際限なく染み込んでくる寒気を感じると、どうにも情けなくなってくる。ひょっとして家屋の密閉度は世帯の財政状況を表していたりしませんか?これをウオウオフィッシュライフ指数といいます。はい経済学賞。

 事実かどうかはともかくとして、寒いとすべてが億劫になるのでこまる。もちろん寒くなくても、億劫は億劫ですが。なにより怠惰さに合法的な理由づけができてしまうのがいけない。ある意味、自分に甘えられるというか。やっぱり寒いと動けません。無理

 ただ、雪が降るのはすごくエモい。とくに溶けるときの醜さと哀愁が人間みたいですき。先日も南関東で久しぶりに降りましたが、降雪レベルまで冷えこんでくると、むしろ日常のなかでも旅に来ているような違和感があっていいですね。精神が幼女。雪が降ると喜ぶ。わん。
 わりと雪が降るようなところの生まれなので、じっさいなんだか懐かしいというのもある。寒さ自体、それはそれで好きなのだけれど、どうにも体のほうが厳しくて。
 なんだかんだで心と体の好みが違う案件、結構多そう?知らんけど。

Part.2 紀元節

 もう過ぎてこそしまったが、紀元節紀元節。某鹿県にはShrine of the Godの名を冠した官営テーマパークがありますが、ちゃんと儲かっているんでしょうか。純粋に利益面だけが心配です。
 ……まあ宗教事業はある程度規模があれば儲かりそうなので、杞憂かもしれない。ずいぶん前、血溜まりが空撮で放映されちゃった事件がありましたが。報道で宗教業の収益構造が若干暴かれていて微笑ましかった。やっぱり儲かるんですね。

 一切関係ないですが、日本刀が関連する事件があるとあの顔が思い浮かんで夜しか眠れない。おまえら、聞け。静かにせい。静かにせい。話を聞け。ヨルシカはいいぞ......(露骨な話題誘導)

 ヨルシカといえば、最近よく聴いています。


ヨルシカ - 言って。(Music Video)

 (実はもともと少女前線のAMV的な動画で知ったんですが、いろいろな出会い方があるということで......)


ヨルシカ - ヒッチコック (MUSIC VIDEO)

特に推しているのはこの二曲。オタクは絶対好きになるはずなので聴いて。ほんとうに。

Part.3 カカオ

 謙虚なので、とりあえずとち狂ったどこかの製菓会社がいつかAlc.10%くらいの製品を市販してくれることを祈っていますが、なければサルミアッキで我慢します。あれがまた美味しくて、食べ方さえつかめれば最高。口の中で味を濃くしすぎないのがコツだったりします。
 いずれ食品の本質について語りたい。サルミアッキもそうだし、コヒ豆とか。
 これは結論ですが、バレンタインにはサルミアッキがお似合い。以上。

さいごに

 ようやく本質に入れますね。ちなみに自称しているのは所詮皮肉であって、傲慢ではないです。
 単刀直入に言うと、文章を書こうと足掻いているが、書けそうにない、というか。
 ここでいう文章というのは、小説とか評論の類と思っていただければ差し支えない。
 
 まあ。誰もが。通る道ではあるはず。
 たぶんやる気はある。が、如何せん行動に移せない。それこそ初めて書店でオタクブックを購入しようとする、初心者オタクの小学生のように。もどかしい、という感情が先行している。お前はなにがしたいの?知らねえよ……みたいな思考ばかり。
 実際いくらか試してみたことはあって、兵は神速を尊ぶ!とかほざいて夜間に一気に書き上げた思い出もある。もちろんすべて徒労。朝目が覚めて眺めると、駄文の塊が転がっている。デリート。オタク、ここに死す……
 やっぱり自我がないのがいけないんだろうか。自我というか、自尊心なんだろうけども。文章技巧がないのはさだめにしても、ある程度行動力に困らないくらいにはなりたい。

 最後に。フォロワー各位におかれましては、TLの延長と思っていただければ幸いです。
 ものを書くの、疲れる……疲れません?生きてるだけでいたいんですよ。